一般社団法人　奈良県自動車整備振興会 | 高圧ガスの燃料装置に係る点検基準等改正・記録簿改訂　ガス容器等の点検の実施方法について（追記有り）

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高圧ガスの燃料装置に係る点検基準等改正・記録簿改訂　ガス容器等の点検の実施方法について（追記有り）

2023年12月27日

【点検基準等改正・記録簿改訂　ガス容器等の点検の実施方法について】
国交省より、圧縮天然ガス（ＣＮＧ）、圧縮水素（ＣＨＧ）､液化天然ガス（ＬＮＧ）を燃料とする自動車について、

自動車点検基準・保安基準改正のプレスリリースがありました。

今回の改正において、これまで事業用に限定されていた点検項目が自家用にも追加されるとともに
「ガス容器等の検査」についても規定されました。点検項目の追加につきましては、
下記３に点検箇所・点検時期・点検の実施方法を記載しておりますのでご確認ください。

１．改正の概要（一部抜粋）
（１）自動車点検基準及び自動車の点検及び整備に関する手引の一部改正

以下の改正を行うほか、所要の改正を行う。
①　車両法第４８条第１項の規定に基づく定期点検整備における点検項目として、
ガス容器等に係る損傷の確認を追加する。
②　車両法第５７条の規定に基づき公表されている自動車の点検及び整備に関する手引において、
①で追加する項目の点検の実施方法の例として、目視等による方法を規定する。

（２）車両法施行規則第３６条第１４項等に基づき国土交通大臣が指定する自動車及び基準の一部改正
継続検査等を申請する者は、独立行政法人自動車技術総合機構及び軽自動車検査協会に対し、
当該申請に係る自動車に備えるガス容器等が保安基準に適合するものであることを
証する書面を提出しなければならない旨を規定する。

（３）その他の関係告示の一部改正

上記のほか、関係する告示について所要の改正を行う。

２．スケジュール
施行：令和５年１２月２１日

３．点検箇所・点検時期・点検の実施方法
（１）四輪自動車など

（２）二輪自動車

４．点検基準改正に伴う該当車両等の解釈　
　　＊印は、今回の改正で追加になった点検項目

【別表３】
　　〔３月ごと〕・パイプ、ジョイント部のガス漏れ、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象
　＊〔３月ごと〕・ガス・ボンベ、ガス・ボンベ附属品の損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車、大型特殊自動車、検査対象外軽自動車を除く
　　〔12月ごと〕・ガス・ボンベ取付部の緩み、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象

【別表５】
　＊〔６月ごと〕・パイプ、ジョイント部のガス漏れ、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象
　＊〔６月ごと〕・ガス・ボンベ、ガス・ボンベ附属品の損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車、大型特殊自動車、検査対象外軽自動車を除く
　＊〔12月ごと〕・ガス・ボンベ取付部の緩み、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象

【別表５の２】
　＊〔６月ごと〕・パイプ、ジョイント部のガス漏れ、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象
　＊〔６月ごと〕・ガス・ボンベ、ガス・ボンベ附属品の損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車、検査対象外軽自動車を除く
　＊〔12月ごと〕・ガス・ボンベ取付部の緩み、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象

【別表６】
　＊〔１年ごと〕・パイプ、ジョイント部のガス漏れ、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象
　＊〔１年ごと〕・ガス・ボンベ、ガス・ボンベ附属品の損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車を除く
　＊〔２年ごと〕・ガス・ボンベ取付部の緩み、損傷
　　　　　　　　　　※ＬＰＧ自動車も対象

５．記録簿の対応

点検項目の追加に伴う記録簿の様式変更については、現在改訂作業中です。
現在お持ちの記録簿につきましては、対象自動車に限り、追加された点検項目（下記）をダウンロードのうえ、
「メンテナンスに関するアドバイス」欄等に貼付のうえご記入(＊)いただきますようお願いいたします。

なお、アドバイス欄に貼付できない場合は、記録簿裏面の余白部に貼付いただくことも可能です。
また、新たな記録簿については、完成次第ご案内いたします。

(＊)記録簿に貼付する際は、ユーザー配付分及び事業場控えともに貼付してください。

【点検基準】
　点検箇所・点検時期・点検の実施方法（PDF）
　自動車点検基準改正に伴う該当車両等の解釈について